出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | ジャンビ州 ジャンビ |
資料にある地域情報 | パジャンピー |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | パジャンピーには、アタップ屋根の小さな慰安所があり、女が4,5人ほどいた。以前からあったのか、部隊が設置したのかはわからない。ところが、そこの係りを私が命ぜられたのだ。「あいつは石金だから一番適任だ」というのが、上層部の一致した意見だという。石部金吉がどういう意味だが知らなかったが、たぶん私が何にでも弱いので、こういう仕事をさせても、安心していられるからだな、と思った。おかしな係だなァと思ったが、断る理由もないので、どうでもいいやと思った。入口に机といすを置き、そこで遊びにきた兵隊から券を受け取るのだ。券は各中隊に割り当てるから、一度にこみ合うことはなかったが、中には特別スローなのがいて、待っている者をやきもきさせたりした。私のいる机のすぐわきから、ベニヤ板で仕切った3畳ほどの部屋が3部屋続き、そこから横に2部屋あった。その一つは、女たちの休み場所になっていて、オバサンが1人おり、何かと女の世話をやいていた。 |
証言者 | 品田正 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 弱兵物語 |
著者、公文書発信者など | 品田正 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.8.1 |
発行所 | 私家版(新潟県柏崎市) |
ページ | 143-145 |
出典備考 | |
備考 | 新旧の地図にパジャンピ-見えず。ジャンピで採った。 |