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資料の詳細

出典種別 公文書・軍関係資料等
現在の地域情報中部ジャワ州 スマラン
資料にある地域情報スマラン
慰安所があった時期1944年
記載内容私は「スマラン」の「カンダニガン」抑留所に居たが、44年2月の終わりか3月の始め、16才~30才迄の者が10時迄に警察に呼び出された。そこには数名の日本人が居たがその中の1人は森本であった。何の仕事か知らされなかったが日本人の為の仕事だと云って、その日の午前中に「バス」が来て、「スマラン」市中のある建物へ連れて行かれた。出発する前に連れて行かれる娘の母や他の婦人が騒ぎ出したが日本人の巡査に命じて「サーベル」で追払はれた。それから30分の準備後、私も4才と2才の子供を連れて「バス」に乗せられた。9人の仲間で憶えているのはA嬢とV嬢と云ふ4才の子供を連れた人だけである。他の「キャンプ」からも集められ全部で約60名が集められ約15名位が1組になって連去られたが、私は9名の他の人と森本に連れて行かれた。家につくと1人づつ別室をあてがわれた。2~3日後に3名の日本人が来て「アメリカ」人が日本婦人に売淫を強要したからお前達も日本人の客をとるのだと云はれた。・・・約6週間後に慰安所は閉鎖された。それから2週間後「コタパリス」キャンプに移されたが此処の待遇は比較的良好であった。
証言者D.A.J.v.K(34歳)
証言者属性オランダ人被害者
部隊名
資料タイトルBC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 69号事件/証言 被害者D.A.J.v.K(34歳)
著者、公文書発信者など
公文書宛先
発行日
発行所
ページ
出典備考国立公文書館蔵/wam公文書サイト:J_J_033/069-169 3554/R/参考資料:強制動員真相究明ネットワーク刊『BC級バタビア裁判・スマラン事件資料』2014年8月20日
備考
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