出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 中部ジャワ州 マゲラン |
資料にある地域情報 | マゲラン |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | ティネケは、中央ジャワのムンティラン抑留所から連れ出されマゲランの日本軍専用売春宿で強制売春をさせられることになったとき、すでに30代で、いちばん年長の被害者の一人だった。戦前はスラバヤに住み、酒屋兼ナイトクラブで働いていた。オランダ人の飛行機操縦士と結婚したが、彼は開戦前に飛行機事故ですでに亡くなっていた。ティネケは一度結婚もし、ナイトクラブで働いた経歴もあり、男女の営みについても心得ていたので若い少女たちをなにかと助けてあげられた。ティネケはそういう将校のひとりと友情関係のようなものを築いた。テェネケに惚れていると彼は告白した。片想いではあっても自分を大事にしてくれるこの男性のおかげで、ティネケは少しゆっくりできることもときどきあった。・・・東京からの指令で売春宿が突然閉鎖になり、ティネケはムンティラン抑留所に戻された。 |
証言者 | ティネケ(仮名) |
証言者属性 | オランダ系被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 折られた花 日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声 |
著者、公文書発信者など | マルゲリート・ハマー |
公文書宛先 | |
発行日 | 2013.11.15 |
発行所 | 新教出版社 |
ページ | 124 |
出典備考 | |
備考 | 現在の地図のスマランの南西方向にマゲランMagelangがある。 |