証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報東ジャワ州 スラバヤ
資料にある地域情報スラバヤ
慰安所があった時期1944年
記載内容兵隊が外出する所は大体決まっている。まず最初にピー屋へ行く。スラバヤでは慰安所という。女性はほとんどが現地人である。在る所に朝鮮女性もいると聞いたが、高級将校用の所は日本女性もいるとの事であったが、我々兵隊には知るよしもなかった。建物は、中流家庭くらいの家を日本流に慰安所的に改良している。先ず入ると、日本人女性らしいやり手ばあさんがいて、先ず番号札を受けて待合い所に入り、ここで順番を待つ。とにかく兵隊が多いのでしかた無い。・・・
私はここスラバヤで、衛兵勤務に上番する時に、先輩達より注意された事がある。「動哨の時に女が寄ってくるから注意しろ」という。・・・これがジャワ特有のジャランピーという売春婦であった。生活が苦しいのだ。今思えば、日本軍が占領して、何もかもめちゃくちゃにしたとの事、日本軍人だけがぜいたく三昧に暮らしていたのだ。
証言者伏水力松
証言者属性
部隊名豪北派遣軍
資料タイトル恨みのバシー海峡
著者、公文書発信者など伏水力松
公文書宛先
発行日1994
発行所私家版
ページ150、156
出典備考著者軍歴に「昭和19年 6月 松江の部隊から豪北派遣隊として出発」「昭和19年 11月頃 ボルネオ、シンガポール、ジャワ島のスラバヤよりシンガポールへ転属、終戦」とある。上記証言は1944年頃のことであろうか。
備考 著者軍歴に「昭和19年 6月 松江の部隊から豪北派遣隊として出発」「昭和19年 11月頃 ボルネオ、シンガポール、ジャワ島のスラバヤよりシンガポールへ転属、終戦」とある。
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