出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 東ジャワ州 スラバヤ |
資料にある地域情報 | スラバヤ |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 朝起きるとホテルでは女中が色々と世話してくれる。僅かのチップのみで本当に良く世話してくれる。朝食をすますと将校集会所へ行くのが日課である。集会所は前記のハーフカス、支那人、インドネシヤ人の若いコンパニオンが多数居り、一緒に雑談をしたり、玉突きをしたりして昼迄を過した。そこで使っておった私の別名がジョージである。・・・スラバヤには5師団の連絡所があり某中尉以下10名位の人員で取り仕切っていた。給料も無理を頼んで前借をしていた。物価も安いし金に困ると言うことはなかった。そんな関係で週に一度の風紀巡察将校を頼まれてその任についた。昼間、4名の兵をジープに乗せて。オフリミットの店(主としてキャバレーや、ダンスホール等)を巡察するのである。兵隊が出入りを許可されておる店よりも、オフリミットの店の方があやしげで面白いことも多く、女の子もきれいなのが揃っておった。そして夜になると私服に着替えてその店に行くと、昼間のMPだと下にも置かぬもてなしである。そんな生活が8ヶ月も続いた。 |
証言者 | ジョージ(匿名) |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | こんぺいとうと砂嵐と 保定幹七期生の軌跡 |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.7.1 |
発行所 | こんぺいとう会 |
ページ | 46-47 |
出典備考 | ジョージ「ジャバ島の思い出」 |
備考 | スラバヤはジャワ島東部の、マドゥラ島に接する位置にある。 |