出典種別 | 公文書・軍関係資料等
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現在の地域情報 | 東ジャワ州 ボンドウォソ |
資料にある地域情報 | ボンドオソのあるホテル |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | 1943年末、私はインドネシア人の警官に逮捕されバニュワンギで一晩拘束されました。翌日、ボンドオソに移され、警察署にこう留されました。その長は日本人のイデタでした。そこに着いた日に、イデタによってあるホテルに連れて行かれました。そのホテルは後に慰安所になったようです。私は抗議しましたが、私の年老いた母と2人の妹のことで脅迫されました。そのとき母は反日的、反インドネシア的なことを言ったということでバニュワンギの憲兵隊に捕まっており、2人の妹だけで家に残っていました。私は、知らない日本人に自らを委ねるしか、ほかに方法はありませんでした。その日本人は後に、モトムラ・サダチという名前の憲兵将校であることがわかりました。私はその日本人の子どもを産みました。女の子でいま4歳です。モトムラが日本に呼び戻されるまでの約5か月間、彼と同棲しました。その後は、また薬局の仕事に戻り、日本の降伏まで続けました。 |
証言者 | Eさん |
証言者属性 | 事件当時25歳、バニュワンギの薬局で働いていた |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 第88号事件(ジョンベル憲兵隊事件)/尋問調書 76 被害者の尋問調書 |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1947.9.19 |
発行所 | |
ページ | |
出典備考 | 林博史「ジャワ島における日本軍「慰安婦」等強制事件-ジョンベル憲兵隊ケース-」『季刊 戦争責任研究 第83号』2014年冬季号、47ページ。オランダ語原本を英訳し、邦訳したもの。 |
備考 |
日本政府の邦訳は、国立公文書館所蔵/wam公文書サイト:J_J_022/Eさんは原本ではg.v.B.W。
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