出典種別 | 公文書・軍関係資料等 |
---|---|
現在の地域情報 | 東ジャワ州 バニュワンギ |
資料にある地域情報 | バニュワンギ |
慰安所があった時期 | 1942年 |
記載内容 | 兵士たちは日本語で相談していましたが、その後、1人がー誰だったか覚えていませんがー私に対して、バニュワンギに一緒に来て店で働きたくないかと誘いましたが、私は断りました。・・・するとその兵士たちは怒り出して、サリマツは私をつかんで彼らが乗ってきた車まで地面を引きずっていきました。私がサリマツを押したところ、彼はよろめいて転びました。サリマツはそのためにすごく怒って、イスを持って私の頭を殴りました。続いてブーツをはいた足で私を蹴り、私の体のあちことを殴りました。・・・スギヤマは「あなたの娘が私と一緒に来ると約束すれば、娘を助けてやろう」と答えました。絶望のあまり、そしてこれ以上の暴力をやめさせるために、母はスギヤマに私を連れて行くことを認めました。・・・私たちがバニュワンギに着いたとき、私はスギヤマとハシモトに支えられて憲兵隊の建物に入りました。・・・次の日、スギヤマは私に対して彼の部屋で泊らなければならないと言いました。スギヤマの部屋で1週間すごした後、彼は私に性交渉を求めましたが、私は拒みました。私は部屋から出たかったのですが、部屋は鍵がかけられていたので、出られませんでした。スギヤマは私の腕をつかみ、ベッドに押しやり、服を脱がせ始めました。・・・私を完全に裸にすると、スギヤマは私と無理やり性交渉をおこないました。・・・スギヤマとは3ヶ月間、一緒にすまなければなりませんでしたが、その後、私が彼から25ギルダーを盗んだと責めました。それは事実ではありません。・・・ 私は(5人ほどの名前を挙げて)彼女たちがバニュワンギの日本の憲兵隊に逮捕されて特にジョンベルやバニュワンギの日本軍慰安所に入れられたことを知っています。 |
証言者 | Gさん |
証言者属性 | 事件当時17歳、被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 第88号事件(ジョンベル憲兵隊事件)/尋問調書 80 被害者の尋問調書 |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1947.9.16 |
発行所 | |
ページ | |
出典備考 | 林博史「ジャワ島における日本軍「慰安婦」等強制事件-ジョンベル憲兵隊ケース-」『季刊 戦争責任研究 第83号』2014年冬季号、49-50ページ。オランダ語原本を英訳し、邦訳したもの。 |
備考 | 日本政府の邦訳は、国立公文書館所蔵/wam公文書サイト:J_J_024/Gさんは原本ではW.S。 |