証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ジャワ島 地名特定不可能
資料にある地域情報ジャワ
慰安所があった時期未記載
記載内容常夏の島に、春(?)がやって来た。・・・かつての大陸同様、軍の慰安所が開かれたのだ。その人肉の市には、さすがに国際色ゆたかなニョナン・ノナン(女性)の群像が絢爛と咲きみだれた。むくつけきサムライや蒼色きインテリーなどが、ペチャ(小馬車)を飛ばして夜の蝶を求めたことは申すまでもない。それとは別に、しかるべき婦人をオンリーさんにして、しかるべくやっていた達者なトアン・トアン(旦那衆)もいた。その中に「白馬会」というのがあった。白人の婦人を専らとするグループである。そうした或る日、Kという主計少佐が着任して軍司令官のところへ挨拶に行った。「ここは亜熱帯だから、健康に気をつけ給えよ。適当な運動をすることだね。ときに君は乗馬が好きかね?」「ハイ、好きであります」「うム、そりゃよかった。軍の宣伝班には『白馬会』という乗馬クラブがあって大いにやっとるようだ」「そうでありますか。では私も会員に入れてもらってせいぜい乗ることにいたします」「それがいい、それがいい」ということで、K少佐は軍司令官のもとを辞したが、実はご両人ともその時は「白馬会」の何ものかを知っていなかった。しかし、この少佐は、のちに累進(?)して「白馬会」会長になったというから、その精進振りはあっぱれと申しあげねばなるまい。
証言者町田敬二
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル戦う文化部隊
著者、公文書発信者など町田敬二
公文書宛先
発行日1967.2.10
発行所原書房
ページ373
出典備考
備考 ジャカルタと思われる。
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