出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 西カリマンタン州 ポンティアナック |
資料にある地域情報 | ポンチャナック |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | この事件があってからは私がポンチャナックにいた間中は捕虜について何も問題はおこらなかった。波止場から少し上流の川沿いに家があり家の裏側はカプアス川の流れに面していた。その中の1軒に慰安所が設けられた。この慰安所は現地婦人の慰安所である。マレーの婦人である。・・・ 日本の女がやってくるという情報が伝わった。波止場から数百メートル東南の道路沿いの1軒の家に新しい看板がかかげられた。やがて数名の女たちが到着した。支那大陸で何年も暮らして流れてきた歴戦の勇士であった。又、一部は台湾の高砂族出身の女であった。ボルネオへ渡ってくる船の中で既に商売をしてきたという話も同時に伝えられた。昼間は兵、夕方から下士官、夜間は将校という営業時間の決定が発表された。 |
証言者 | 難波祥三 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 回想・従軍の日々—江南・印度支那そしてボルネオー |
著者、公文書発信者など | 難波祥三 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1996.6.25 |
発行所 | 近代文芸社 |
ページ | 121-122 |
出典備考 | 著者略歴に「昭和12年8月~15年5月及び昭和16年9月~17年10月召集されて従軍」とある。 |
備考 | 西カリマンタンの西海岸沿いにポンティアナックPontianakがある。 |