出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 西カリマンタン州 ポンティアナック |
資料にある地域情報 | ポンチヤナツク |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | 珍しく部隊長に招かれ、転進慰労と新作戦の前途祝福を兼ねて元気付けに一杯やる。それはいいが、其処へ大阪高医出身の海軍大尉が正体もなく酔払って迷い込み狼藉を働くので、『この野郎』とばかり私と大野准尉の両名で床下へ蹴落し顔に小便を引掛けて宴席を辞した。ところがその後で再び部隊長に逢ひ慰安所へ案内される。此処は海軍軍政地域の事とて陸軍将兵はボイコットされ、其の上誰々は……海軍大尉、誰々は……海軍司令官とパトロンが決まって居る。『これは慰安所ではない。妾宅だ。妾宅に軍の金を注ぎこむ必要があるものか。ぶち壊してしまへ』と酒の酔いが手伝って片っ端から窓ガラスを叩き割った。海軍将校や司政官連中も太平の眠りから醒めた事であらう。・・・この慰安所は以前三七航地の佐野大尉に破壊されて居るから、私が第2回目の攻撃であったらしい。 |
証言者 | 佐藤(旧性服部)恭大 |
証言者属性 | |
部隊名 | 独立第10飛行団第101飛行場大隊 |
資料タイトル | 南方飛行戦隊 ボルネオ戦記 |
著者、公文書発信者など | 佐藤(旧性服部)恭大(遺稿) |
公文書宛先 | |
発行日 | 1953.4.21 |
発行所 | 富士書房 |
ページ | 227-228 |
出典備考 | |
備考 | 西カリマンタンの西海岸沿いにポンティアナックPontianakがある。 |