資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	南カリマンタン州　タバロン県　タンジュン
資料にある地域情報	タンジョン鉱場（バンジョルマシンの200キロ奥地）
慰安所があった時期	1944年1月
記載内容	翌年の昭和19年1月6日頃、バンショルマシンより200ｋｍ奥地のタンジョン鉱場に転勤しました。あとから考えると、タンジョン鉱場は設備がやっと整った頃で、海軍の軍人も少なく、30～40人位だったと思います。徐々に増加して日本人70人と現地人20人以上という大所帯になり、海軍士官、兵士も多くなり、しめつけ始め、いじめられた人も多いはずです。・・・海軍は好き者でタンジョンでも慰安所を作りましたが、数人の現地の女性に70人の日本人では、1ヶ月もしない内に誰も利用する人が居なくなり閉鎖となりました。立派な建物なので、空襲の時触発爆弾でやられました。
証言者	渡辺俊雄
証言者属性
部隊名
資料タイトル	南方に石油を求めて－石油徴用者の戦争体験紀－
著者、公文書発信者など	帝国石油「南方に石油を求めて」編集委員会
公文書宛先
発行日	2001.4
発行所	帝国石油
ページ	113
出典備考	渡辺俊雄「タンジョン鉱場の思い出」
備考	『大東亜南方圏地図帖』のボルネオの南にタンジョンがある。バンジェルマシンの北東である。カンダンガン50万分の1の地図にはタンジュンとある。同一の町である。現在の地図で同所はタンジュンTanjungである。グーグルマップの航空写真で同所を見ると、タンジュンの南には岩肌が露出した鉱山と思われる一画がある。