証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報西カリマンタン州 ランダッ県 スリンボ
資料にある地域情報スリンボ
慰安所があった時期
記載内容私はそこで熟考の末、ナバンーエンカドを結ぶ線以南は先遣隊の作戦地域外であり、而も南ボルネオの警備は海軍の担任に属し、ナバンには小なりと雖も海軍警備隊が駐屯しているから、先遣隊としては事態の推移を監視しつつ本来の任務を続行する肚を決めた。部隊長はこの直後、鮎川中尉を嚮導として将来の拠点スリンボの現地調査に向かわれた。口さかない下士官兵は「部隊長は又女と酒を探しに空襲の心配のない処へ逃げ込んだ」と噂し合って居た。
証言者佐藤(旧性服部)恭大
証言者属性
部隊名独立第10飛行団第101飛行場大隊
資料タイトル南方飛行戦隊 ボルネオ戦記
著者、公文書発信者など佐藤(旧性服部)恭大遺稿
公文書宛先
発行日1953.4.21
発行所富士書房
ページ230-231
出典備考
備考 参考のためにナバンとスリンボの位置について。『大東亜南方圏地図帖』の西ボルネオにナバンがある。ポンティアナを流れる川が上流で分岐する付近にナバンがある。同位置を20万分の1図西部ボルネオ8号の地図で探すとNGABANGがある。現在の地図の同位置にガバンKecamatan Ngabangがある。ナバンのことである。このNgabang中心部の約50キロ北方にスリンボSerimbuがある。ランダッ県に属している。20万分の1図西部ボルネオ7号の地図のNGABANGの北方の位置にSerimbuがある。
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
テキストのコピーはできません。