出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北スラウェシ州 マナド |
資料にある地域情報 | セベレス島 メナド |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | おどろいたことに、街から10キロ奥地の山中に、日本人経営の料亭「隅田園」があった。人づてに聞いて、やっと料亭に辿りついたが、佐官以上でないと「陸軍さん」は遊べないという。南方に来て以来1人も見たことのなかったなつかしい日本女性が7,8人働いていたが、強引に上がりこんだ私たちも、偉い「海軍さん」の登場で、追いかえされた。これは最初の占領軍が作った海軍施設ということである。南方作戦の緒戦の勝利で、各占領地は日本の植民地となり、内地からどんどん料亭経営者が娘子軍をひきつれて来た。これもその名残りの一つであろう。「隅田園」も、堂々市中に豪奢な店をひらいていたが、敵反攻の不安におびえ、山中に待避したものと思われる。 |
証言者 | 奥村明 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | セベレス戦記 |
著者、公文書発信者など | 奥村明 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1974.4.25 |
発行所 | 図書出版社 |
ページ | 76 |
出典備考 | |
備考 | 現在の地図のセレベス島の最北端にマナドKota Manadoがある。 |