資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	バリ州　ブレレン
資料にある地域情報	バリ島　シンガラジャ
慰安所があった時期
記載内容	この命令を受け、スラバヤへ向かう途中、バリ島シンガラジャに停泊したときのこと、小隊長が突然宿舎を訪れ、「今日は外出させるから、服装を整え集まれ」と言った。どこで手配されたのかトラックに揺られ、数キロの地で降ろされた。大きな立派な建物に入ると、「今日は一日、ここで遊べ」と言うなり隊長は消えた。美しいインドネシア女性たちが飛び出してきて、キャーキャー迎え、手を取りそれぞれテーブルに着くと、ビールにカクテル、ウイスキーと、なんでも揃っていた。接客マナーも心得た美人に囲まれ、食後はフルーツもあった。若い男女の間はすぐに打ち解け、身振り手振りのジェスチャー入りの会話もはずむ。いつしかカップルが生まれ個室へと消えていく。私の相手は、中国系の色白な美人と言うより愛くるしい女性だった。年齢は18歳とか。
証言者	池ヶ谷義雄
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	戦乱の陰で　ある兵士の南国ほのぼの体験談
著者、公文書発信者など	池ヶ谷義雄
公文書宛先
発行日	2008.3.15
発行所	文芸社
ページ	209
出典備考
備考	20万分1図バリ島の北部にSINGARADJAがある。現在の地図の同所にシンガラジャSingarajaがある。シガラジャという自治体はなく、ブレレン県ブレレン郡に属するいくつかの村に分けられるということらしい。インドネシアの行政区画には、ブレレン県 Kabupaten Bulelengがある。 旧地図は次を参照のこと。 http://chiri.es.tohoku.ac.jp/~gaihozu/viewer/index.php?ghzno=TH008942