出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 東ヌサ・トゥンガラ州 東スンバ県 ワインガプ |
資料にある地域情報 | スンバ島 ワインガップ |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | ワインガップの市街は既に爆撃を受け跡形も無く破壊されていた。しかし、ジャワ方面から米などを陸揚げするとき入港する船舶で活気づいたり、陸戦の警備隊も港を中心に3個中隊が駐屯していたり、それに付随するもろもろの施設や慰安設備は、すべて港ちかくに置かれていたからなんとなく賑やかであった。・・・ワインガップに着任してまだ間もないある夕方、防空隊の同期生が大挙してトラックに便乗し第3中隊へ遊びにいった時のことである。そこには陸戦出身の同期、下山少尉、引原少尉がおり特務大尉の中隊長を交えて談笑していたところ『慰安所を知らぬ者は、我が愛するスンバ島を知らざるばかりか、海軍士官として肝っ魂の座っていない者である。』とばかり、中隊長自らの指揮ですぐ近くにある慰安所へ総攻撃を駆けることになってしまった。いかにも勇ましい長身の陸戦隊中隊長であった。我々若い士官たちは、その夜スンバ美人の接待をうけて愉快に過ごすことになった。 |
証言者 | 川端厳夫 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | スンダ列島の回想 わが青春のインドネシア |
著者、公文書発信者など | 川端厳夫 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1990.8 |
発行所 | 私家版(東京都練馬区) |
ページ | 63 |
出典備考 | 著書略歴に「1944年 南方方面派遣艦隊要員として豪北方面転戦」とある。 |
備考 | 著書略歴に「1944年 南方方面派遣艦隊要員として豪北方面転戦」とある。 |