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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ヤンゴン管区 ヤンゴン市
資料にある地域情報ラングーン
慰安所があった時期
記載内容外出時には、当時、兵隊たちは軍隊から衛生サックを支給されていた。いまでいうコンドームのことである。外出する前には、かならずつぎのような注意があたえられた。「南方では10人中8人くらいまでは性病をもっているから、軍指定以外のところでは絶対に性行為をしてはならぬ。また、軍指定の慰安所でも、おわったらただちに洗浄するように。以上のことは厳守すること」・・・最初の日に、慰安所で支給品の衛生サックをちゃんとつかってきた兵隊もいたかもしれない。兵隊たちは慰安所のことを俗にピー屋と呼んでいた。・・・そのピー屋も、将校専用の施設と下士官以下の施設と二種類にわけられていた。尉官以上の軍人を相手にするのは日本人か朝鮮人、下士官や兵隊を相手にするのは朝鮮人か現地採用の女性である。ビルマでは現地採用の女性として、ビルマ人とインド人が慰安所に身を置いていたようである。
証言者高橋常雄
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル紙と鉛筆の戦争 無線通信手のビルマ・タイ・カンボジア転戦記
著者、公文書発信者など高橋常雄
公文書宛先
発行日1991.6.8
発行所光人社
ページ82
出典備考「3.ラングーン」の章の記述
備考 ラングーンはビルマ南部にある。現在の地図ではヤンゴンである。
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