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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ヤンゴン管区 ヤンゴン西部県 ダゴン郡区
資料にある地域情報ラングーン
慰安所があった時期
記載内容軍の埠頭には、夜間大発艇で「モールメン」に避難するため「翠香園」の芸者や随行者のサービスガールや看護婦が集まり、がやがやしゃべりたてていた。・・・この料亭は久留米の料理屋「萃香園」の出店で、内地から多数の芸者を連れてきたらしく、方面軍参謀、高級部員との艶聞、醜聞はあとを絶たなかった。ビクトリア湖に下る斜面にゴム林で遮蔽しながら、純日本式の座敷が建てられ、回廊がめぐらされていた。日本式の庭園が築かれ、出入口には網代編みの垣があり、点石も見事なものであった。風光明媚なビクトリヤ湖を望む蘭貢大学を接収していた方面軍司令部は、料亭萃香園と隣あわせで地続きになっていた。・・・萃香園は日本の料亭と違い、戦地における将校慰安所であり、芸者は単なる慰安婦にすぎない。
証言者森川勤
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル靖国街道-太平洋戦記-
著者、公文書発信者など森川勤
公文書宛先
発行日1994.2.1
発行所考古堂書店
ページ449, 452-453
出典備考
備考 翠香園に関する記述/ラングーンはビルマ南部にある。現在の地図ではヤンゴンである。/参考資料:『ビルマ(ミャンマー)に残る性暴力の傷跡』(「従軍慰安婦」問題を考える女性ネットワーク編1998.1)の表紙に「将校クラブ「翠香園」」の写真が掲載され、「現在は退役軍人のための施設となっている」とのキャプションがつけられている。ビクトリア湖は現・インヤー湖である。ダゴン郡区からインヤー湖は少し離れている。
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