出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | パゴー管区 タウングー県 ピュー郡区 |
資料にある地域情報 | ジゴンという小さな村 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 昨夜ジゴン村外れのクリークは、夜目に眺めただけだったが、今夜さて渡ろうととすると、長さ30メートルを越える一本橋が架かっていた。そのうえには、幅30センチもない板が渡してあるだけだった。・・・それでもどうにか、かなりの時間をかけて渡りおえた。その間、銃声が2,3発、夜の静寂を破って聞こえた。近くにビルマ兵がいる証拠である。寒さに震えながら、事もなげに鳴く虫の声に、しみじみと耳を傾けていた。やがてシッタン河にむけて出発した。途中でバナナ林にかこまれた一軒家のなかから、おそらく慰安婦であろう、女の声が漏れていた。よくここまで、しかもわれわれより先にこられたものだ、と感心した。 |
証言者 | 福永勝美 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立自動車第55大隊 |
資料タイトル | ビルマの地獄戦-第二次大戦秘話 |
著者、公文書発信者など | 福永勝美 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1984.6.5 |
発行所 | 雄山閣出版 |
ページ | 227 |
出典備考 | シッタン側がすぐそば。ピュー附近と思われる。127pの地図にジゴンは記されていないがこの付近と思われる。撤退途中かもしれないが、一軒家とあることから慰安所と考えた。 |
備考 | シッタン河のすぐそば。p127に地図があるがジゴンは記されていない。 |