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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報サガイン管区 カレ県 カレーワ郡区
資料にある地域情報曙村 カレワ付近 ムウタイク
慰安所があった時期1943年7月
記載内容曙村とは、良い名前を付けたものである。開拓地の様な清々しいところかと思ったら、別に部落があるわけではなく、ジャングルの木立を遮蔽にバラック小屋を建て、竹のアンペラで周囲をかこった建物が幾棟か点在しているだけ、これが弓(第33)師団司令部の所在地となっているのである。我々がその道側に小休止していると向い側の建物から珍しく白い顔の女性が現われ洗濯を始める姿が目に止まった。こんな所に日本女性が、と不思議に見やったが、朝鮮人の慰安婦だとのことである。軍隊の行くところこうした施設が付随するのだが、ずいぶん奥地まできているものだと感心させられた。
証言者石川忠良
証言者属性日本軍兵士
部隊名弓(第33)師団司令部
資料タイトル新しき国生み ビルマ戦線従軍記
著者、公文書発信者など石川忠良
公文書宛先
発行日1980.6.1
発行所あさを社
ページ44-45
出典備考
備考 p45に「イエウより曙村を経てシーン(連隊本部)へ」と書かれた地図がある。
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