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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報カチン州 モーニン県 モーニン郡区
資料にある地域情報モーニン
慰安所があった時期1943年5月
記載内容3月下旬頃になると、夜霧は濃く、すっぽりとモーニンを覆い包んだ。・・・4月に入ると、大隊長統轄の演習も実施され、各中隊の訓練は次第に強化された。その頃、メイミヨーの翠香園の女子軍を慰問団として巡回させるとの連絡が来た。・・・和服の日本髪が珍しく日本舞踊に拍手が沸き、ビルマ男女の飛入りもあって賑やかに盛上った。・・・夜汽車で娘子軍は安化粧の香りを残して去った。・・・
下旬には、吉開隊長の尽力により、慰安所誘致に成功、吊橋のたもとに開店した。この店主は慾張りで、部隊が小さくてもうかりませんと二言目には、ぐちばかりで協力心に乏しかった。副官は申し立ては一切受付けず、馬耳東風であった。ここの主管は吉開隊長となった。
証言者松尾茂男
証言者属性日本軍兵士
部隊名鈴木重直大隊
資料タイトル砲煙シッタンに消ゆ
著者、公文書発信者など菊砲第五中隊戦史編集委員会
公文書宛先
発行日1979.10.1
発行所菊砲第五中隊戦史編集委員会
ページ97-98
出典備考松尾茂雄「第三章 モーニン楽がき帳」
備考 86pの地図のモーニンを現在の地図で見ると、モニンMohnyinとある。インドウとモガウンのほぼ中間地点である。
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