証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報沖縄県 うるま市
資料にある地域情報具志川
慰安所があった時期1944年5月
記載内容部隊にいるところ慰安所ありで、山部隊の本部があった具志川にも昭和19年5月ごろ慰安所がおかれた。この部隊で伝令をしていた、当時、23歳の弟子豊治一等兵は、戦争が始まるまで彼女たちをよく観察していた。この部隊の兵隊相手の、朝鮮慰安婦が30人程慰安所で働いていた。毎日のようにこのカヤぶきの慰安所の前に多数の兵隊が並んで順番を待っていた。小屋の中は地べたに毛布を敷いているだけの粗末な施設であった。ここで働く朝鮮慰安婦は20~22歳の若い女性たちで、昼間から客をとっていた。兵隊たちは現金を払い、順番の日時には休みをとって集まり、1人で1日に30人を相手の荒かせぎであった。永尾軍医が慰安婦たちを定期に検査し、彼女らに検査済票を交付していた。慰安婦たちはみんな目を見はるような美人で、日本語がうまく、モンペ姿であった。将校たちは、昼夜、自由な時間に出入りしていた。
証言者弟子豊治
証言者属性一等兵
部隊名第24師団歩兵第89連隊
資料タイトル哀号・朝鮮人の沖縄戦
著者、公文書発信者など福地曠昭
公文書宛先
発行日1986.6.1
発行所月刊沖縄社
ページ142-143
出典備考
備考 具志川市は、合併により「うるま市」となった。うるま市は沖縄市の北西にある。
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