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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報沖縄県 中頭郡 読谷村 字牧原
資料にある地域情報牧原
慰安所があった時期
記載内容私は昭和19年10月10日の空襲後、沖縄県立農林学校の御真影奉護班として、読谷村牧原の浜元家に先生2人、生徒4人の計6人で共同生活していた。御真影を奉護してある壕までは約2百メートルぐらいの距離でした。壕の目と鼻の先にあった日本兵の慰安所の中で1人の農林生が戦死したのは20年3月28日だった。たまたま1人で休息していた時に、運悪く米軍機の爆撃を受けやられてしまった。即死に近い状態だったが、さらに炎で焼かれ顔が分からなくなるほど黒焦げになっていた。その慰安所の焼けた煙で壕の中はまたたく間に煙がどんどん入り込んで、壕の中にいた先生、生徒数十人は窒息状態でした。外に負傷者が5人か6人おったと記憶している。
証言者木村守男
証言者属性地元住民・県立農林学校生徒
部隊名
資料タイトル城辺町史 第二巻 戦争体験編
著者、公文書発信者など池辺町編纂委員会
公文書宛先
発行日1996.3.30
発行所城辺町役場
ページ489
出典備考木村守男「御真影奉護班として」
備考 比謝川は読谷村と嘉手納町に境界にある川である。比謝川は、南北に走る58号線付近で分岐し二つの支流となる。その間に挟まれた地域が牧原である。
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