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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報沖縄県 島尻郡 南大東村 在所
資料にある地域情報南大東 在所の池の上「モチ丸屋敷」
慰安所があった時期1944年6月
記載内容昭和19年6月ごろ、沖縄本島から朝鮮慰安婦が林というリーダーに引率されて南大東にやってきた。当時、23歳で小学校の教員であった西浜良修さんは慰安所のすぐ隣に住んでいた。字在所の池の上、「モチ丸屋敷」というかやぶきの酒屋跡に慰安所が設けられていた。この慰安所には朝鮮女性以外にも沖縄女性が慰安婦として使われていた。そのころ、在所では日本兵になぐられ、「アイゴー」という悲鳴を上げて泣いている朝鮮軍夫たちを多くの人たちが目撃した。みんなモンペ服を着ていたので、当初、誰も気づかなかったが、ダク音の言葉を使うので後になって朝鮮人慰安婦と知った。モチ丸屋敷は広大で、戦後、この半分を利用して学校を建てた程だった。西浜さんの家とは竹垣が境となっていたので、月夜などはよく彼女を見かけた。
証言者西浜良修
証言者属性小学校の教員
部隊名第85兵站警備隊(球)
資料タイトル哀号・朝鮮人の沖縄戦
著者、公文書発信者など福地曠昭
公文書宛先
発行日1986.6.1
発行所月刊沖縄社
ページ180
出典備考
備考 沖縄本島の東方海上に北大東島と南大東島がある。南大東島の中央部の少し南に字在所がある。
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