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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報沖縄県 島尻郡 八重瀬町 字志多伯
資料にある地域情報志多伯
慰安所があった時期
記載内容今回の調査で志多伯でも、慰安婦の存在が確認された。Kさんの証言である。「(慰安婦は辻の遊廓の女性)だったという話は聞きました。(慰安婦と部落住民との付き合いは)うちの村では、恥ずかしくて付き合いはなかったです。(彼女達の素性は)本人たちもはっきり言っていないんです。現在も生きていますから。その方々は、戦後も1回、2回会いましたから。(慰安婦たちとは)1人の方は捕虜になって山原で1回会ったんですよ。それで、元気だったのと話をかわして、あれきり会っていないんですが、何人か生きているという事を聞きました。もうあの時は本人達は以前にそういう仕事をやっていたという事を伏せていましたから。・・・(その家の住民は)台所の片隅に(家族4人で)住んでいました。家があって、台所の所からヒンプンで、板で囲って通れない様にしていました。ですから用事の時には同じ門を使うのですが、うちらはそっち、そっちは軍の施設と……そんな感じです。ただ居ることは居たんですがね。もう一時しかいませんでしたよ。そんなに長くは居なかったですよ。(慰安所の)施設といっても人の家を借りてそのまま、一番座、二番座、そこの後ろのクチャグヮーの部分、家の3分の2くらいだけで、あとは家族が住むといった風です。案外、(慰安所となった)お家は大きかったですよ。」
証言者Kさん
証言者属性家の所有者
部隊名
資料タイトルあし 第13号 1992年度 : 東風平町志多伯・知念村久手堅の比較調査−戦前・戦中・戦後の集落変遷−
著者、公文書発信者など沖縄国際大学 社会学科 石原ゼミナ−ル 編 沖縄国際大学文学部社会学科石原研究室
公文書宛先
発行日1993
発行所沖縄国際大学
ページ19
出典備考
備考 沖縄本島南部の中央に八重瀬町があり、ほぼ中央付近に字志多伯がある。字東風平の西隣である。
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