出典種別 | 目撃証言
|
現在の地域情報 | 沖縄県 宮古島市 城辺字下里添 |
資料にある地域情報 | サズガー |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 朝鮮の女性たち? 見たよ。よく道を歩いているのを見たよ。朝鮮の服があるでしょう。上着は胸までで、綺麗に足までくるスカートみたいなものさね。こんなに胸のところでひもみたいなもので結んでいたよ。きれーいな朝鮮の服だった。中には下着は入っていなかったよ。道を歩いて行ったとこを見かけたこともあるし。偉い人はサズガーに家を借りてそこには平良の女性が1人おった。「朝鮮ピー」が住んでいたお家はね、いけん場の向こうの茅葺だった。15名くらいはいたよ。ここの人たちは「朝鮮ピー」だと言っていた。うちにも遊びに来りしてたから野菜などあげたりしたさ。よく歌を歌っていたよ。アリラン、アリアン、アラリヨ、アリラン、コーゲロ ノモガンダーって。意味は分からないけどね。よく「朝鮮ピー」たちが歌っていた。 |
証言者 | Uさん |
証言者属性 | 軍属 |
部隊名 | |
資料タイトル | 戦場の宮古島と「慰安所」12のことばが刻む「女たちへ」 |
著者、公文書発信者など | 日韓共同「日本軍慰安所」宮古島調査団 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2009.9.6 |
発行所 | なんよう文庫 |
ページ | 148, 151, 156 |
出典備考 | 現地調査:上里清美、ホンユンシン、「韓国・沖縄・日本共同調査団」(団長:尹貞玉) |
備考 |
下里愛子、久貝吉子、U、Y、国仲繁男、荷川取松金、川平フジは下北にあった同一の慰安所を証言していると思われる。現在の地図の宮古島の中央付近に、宮古空港の脇を通る平良・城辺線が友利・砂川線と分岐する地点(野原越交差点の少し南)があるが、その分岐点の少し南にツガ川があり、その東方に佐事川がある。慰安所はこの佐事川の少し北である。沖縄県農業研究センターの南にあたる。慰安所の位置は、宮古市の行政区画上は、城辺字下里添である。
|