証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報沖縄県 宮古島市 上野字野原
資料にある地域情報千代田公民館の辺りの長屋
慰安所があった時期未記載
記載内容千代田公民館の辺りにツンマー井戸があったよ。私たちも、此処の井戸に水が無くなると、あそこまでよく水汲みに行ったんだが、あの辺りに長屋を葺いて、そこに朝鮮のアンガ(女性)たちは居たさ。それで、この辺りまで昼は歌を歌いながら遊んで廻っていたね。私たちは、何も分からないし、話も分からないし、みんなあの人たちを馬鹿にしていたさ。後から考えて見ると、あの人たちも可哀相な人たちだったね、と思ったさ。綺麗な朝鮮服を着けて歌を歌って廻っていたので「どうして戦争中だというのに、そんなに廻っているのかなあ」としか思っていないさ。
証言者与那覇マツ
証言者属性地元住民 当時22歳
部隊名
資料タイトル戦場の宮古島と「慰安所」12のことばが刻む「女たちへ」
著者、公文書発信者など日韓共同「日本軍慰安所」宮古島調査団
公文書宛先
発行日2009.9.6
発行所なんよう文庫
ページ67
出典備考原典は『村民の戦時・戦後体験記録』上野村教育委員会(2003年)
備考 勝連ヨシ、与那覇マツは同一の慰安所を証言していると思われる。「宮古島全島ガイドマップ」によると、宮古島の南部は、西から下地地区、上野地区、城辺地区にわかれている。野原は上野地区の一画、野原岳の西にある。上野地区の北部である。南側には千代田と呼ばれているところがあるが、ここも上野字野原に含まれる。
テキストのコピーはできません。