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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報江蘇省 南京市 鼓楼区 下関街道
資料にある地域情報南京 下関の近く
慰安所があった時期1937年12月
記載内容・・・夜、兵站部の新設した慰安所へ行って“慰安”を受けよという命令を受けた。慰安所は板で作られた臨時施設であり、下関の石炭埠頭とあまり離れていない、中に300名の慰安婦がおり、もちろん今回の戦利品であり、すなわち地元で徴集した女性である。私達がついた時、慰安婦たちも相当疲れた様子で、裸で、火の周りに猫のように寝転んでいた、誰もお金をもらわない、私達を待っているだけである。慰安婦の逃走或いは反抗を防ぐためかわからないが、兵士たちはにぎり飯を1人1個ずつ配られ、やる時に慰安婦にやれ、これは慰安婦の1日の食べ物だといわれた。女性たちはかなり飢えていたようで、おにぎりを見ると、すぐ奪い取って食べ始めた。私達が彼女たちの体の上で何をするか全然気にしない様子であった・・・用が終わって集合して帰ろうとした時に、また80人くらいの地元の女性が連行されてきて、衰弱した慰安婦と入れ替えにされた。
証言者宮本大尉
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル昭示――中国慰安婦
著者、公文書発信者など江浩
公文書宛先
発行日1993
発行所作家出版社
ページ178
出典備考経盛鴻(訳/高宏)「南京の慰安婦と慰安所」『季刊戦争責任研究』第28号、2000夏、日本の戦争責任資料センター、59ページ
備考 50万分の1の地図の南京に、揚子江岸沿いに下関がある。現在の地図には下関を冠する施設などはあるが、行政区画上は、南京市鼓楼区下関街道である。
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