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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報江蘇省 南京市 秦淮区
資料にある地域情報利済巷普慶新村と利済巷12号
慰安所があった時期
記載内容数年前に調査に行った時に出会った張万宣は慰安所近くで米屋をしていた人物で、当時の様子についてこう話してくれた。
「入り口のところにアーチがあって、そこに『安乃家』という看板が掛けてありました。側に日本人がいる家があって、入り口で日本兵に切符を売っていた。私たち一般の中国人が中に入ることはできませんでしたが、慰安所の近くで酒に酔った日本兵が帯剣を振り回して中国人を殺したので、保安隊を呼ぶ騒ぎになったことを覚えています。中にいた女性たちが外に出てくることはめったになかったので女性たちの姿を見たことはありませんでした」
この慰安所の住所は、永心が入れられていた「キンスイ楼」と同じ利済巷の12号である。
証言者張万宣
証言者属性地元住民(米屋)
部隊名
資料タイトル戦場の「慰安婦」-拉孟全滅戦を生き延びた朴永心の軌跡
著者、公文書発信者など西野瑠美子
公文書宛先
発行日2003.12.25
発行所明石書店
ページ34
出典備考利済巷
備考 東雲慰安所の利済巷普慶新村とキンスイ楼と同一番地である利済巷12号の正確な位置は不明。上位の行政区画である秦淮区でとった。中山東路の南側が秦淮区である。
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