出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 秦淮区 |
資料にある地域情報 | 南京 光華門の近く |
慰安所があった時期 | 1938年 |
記載内容 | 慰安婦いうて、30人くらいの女をたいがいの部隊では連れ歩いておった。ほとんど朝鮮人の女じゃった。わしらの部隊でも慰安所を作ったわな。中隊やなく、野田部隊の聯隊で作っておった。南京でも(駐屯していた)光華門の近くで作っておったで。・・・慰安所を作っても強姦は減らんわ。慰安所の女はだいたい朝鮮人やった。将校用、一般用と分かれておった。料金は1円か2円くらいやったかな。一般の兵隊の給料は8円くらいやった。わしは伍長で15円くらいやった。わしの分隊はまだましやったけど、他の兵隊は無茶苦茶や。分隊の兵隊は、ほぼみんな(強姦を)やっとった。街に行ったら“ただ”やからな。ほとんど女ばっかりの難民区〔おそらく金陵女子大〕にも行って、部屋に入ったらこれとこれ、指差して、女は選び放題やった。その場でやってしまうんや。 |
証言者 | 井戸直次郎 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第16師団歩兵第33連隊第3大隊 |
資料タイトル | 南京戦ー閉ざされた記憶を尋ねてー元兵士102人の証言 |
著者、公文書発信者など | 松岡環 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2002.8.15 |
発行所 | 社会評論社 |
ページ | 276 |
出典備考 | |
備考 | 南京の城壁の南東側に光華門がある。解放路と御道街の間の大光路に光華門がある。行政区画上は、泰准区に属す。 |