資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	江蘇省　南京市
資料にある地域情報	南京市内
慰安所があった時期
記載内容	1943年3月、私は応召され、5月初め頃から南京城門警備に当たりました。鵄第3065部隊です。南京城門警備に平穏な日々が続いて、休日に外出が許可されるようになりました。外出は必ず2名以上が一組になり、単独行動は一切許されません。大部分の兵隊が、2人一組で市内にある慰安所に行きました。私が行った慰安所は、中国風の石積みの建物でした。そこには、中国人の慰安婦がいました。部隊では、相当数の兵隊が、南京周辺の「掃討作戦」に出かけていきましたが、そのとき手にした貴重品や法幣（紙幣）を「徴発」して持ち帰り、これを慰安婦に与えてモテようとしたこともありました。
証言者	田中博
証言者属性	日本軍兵士
部隊名	鵄第3065部隊
資料タイトル	従軍慰安婦―元兵士たちの証言
著者、公文書発信者など	西野留美子
公文書宛先
発行日	1992.4.30
発行所	明石書店
ページ	20-21
出典備考
備考	南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。