出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 |
資料にある地域情報 | 南京 |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | 廓ちゅうのは、遊廓ね。それから慰安所ちゅうのは、もう遊廓がない所ね。たとえば、上海とか南京だとかいう所は、遊廓はいくらでもあります。中国人の遊廓もあるし。日本人の遊廓もあるし。ただ「衛生環境のいいところをなるべく行くように」という指導はありましてね。そこへ行けば、まにあいます。ただし、もう少し奥地に行ったら、ありませんわな。当然、島原(遊廓)がね。あのー、比叡山の山奥にはありませんわね。それと同じで、そら、その時に慰安所ができるわけです。それは部隊によってですよ、あの、どこ、いつでもあるちゅうわけではありませんよ。部隊によってできるわけです。・・・それから南京の奥へ飛行場作りましたよ。(そこにも慰安所が?)いや、そこには、もう遊廓がいくらでもあります。町ん中ですから。あ、飛行場作る所は離れてますわね。それは1時間か2時間すれば町に出られますから。そんなもの、慰安所はありませんね。慰安所のあるのはずーっと奥地ですわ。 |
証言者 | 男 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 性と侵略――「軍隊慰安所」84ヶ所 元日本兵らの証言 |
著者、公文書発信者など | 1992・京都「おしえてください!『慰安婦』情報電話」報告集編集委員会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.7.31 |
発行所 | 社会評論社 |
ページ | 126-127 |
出典備考 | |
備考 |
南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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