| 出典種別 | 目撃証言 | 
|---|---|
| 現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 | 
| 資料にある地域情報 | 南京 | 
| 慰安所があった時期 | 1939年 | 
| 記載内容 | 小沢 中国大陸で、慰安所を経営してらしたそうですが、何年ごろのことですか。 須川 昭和14年から17年の暮れまでですね。最初に南京でやって、次に揚子江をはさんで対岸の浦口、それから、第一線の漢口。 小沢 3か所、転々ですか。女のコの数はどのくらい? 須川 浦口のときで、27名おりましたかね。一番若いコで20歳、トシのいったので40。これが、軍の接収したレンガ造りの建物の中にいるわけです。 小沢 ハハァ。そうすると、場所は確保されていた。ちょっと部屋数の多い家を…… 須川 そうです。その点じゃ優遇されていたんですよ。食いものでも、兵站部が一番に取りよせてくれましたからね。・・・ 小沢 慰安所をやろうと思ったのは、何がキッカケですか。 須川 わたしね、神戸で喫茶バーをやってたんですよ。そのとき特務機関の知り合いが、慰安所形式のものが必ずできる。軍の許可を先に取ったらいい、といったんですよ。 小沢 情報を流してくれた。 須川 で、昭和13年の暮れに、上海に行って、軍の許可をとりつけた。  | 
| 証言者 | 須川昭 | 
| 証言者属性 | 慰安所経営者 | 
| 部隊名 | |
| 資料タイトル | 兵隊一円将校三円だった 心やさしき『戦場の天使たち』(小沢昭一 四畳半むしゃぶり昭和史㉕) | 
| 著者、公文書発信者など | |
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 1975.7.4 | 
| 発行所 | 小学館 | 
| ページ | 82-84 | 
| 出典備考 | 『週刊ポスト』1975.7.4号、小学館、82-84ページ | 
| 備考 | 南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 |