出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 |
資料にある地域情報 | 南京 |
慰安所があった時期 | 1938年 |
記載内容 | 陥落から10~15日して、難民区に行ったな。そいで、「残飯とピーの交換や」て言って、するところに鍋を持っていって、これと交換やと。女に「メシ・メシ・シンジョウ」とか、「ピー・コウカン」と言うのや。そしたら女がその残飯くれと。(多くの人が逃げていって)部屋はどこでも空いているので、「行こう」と言って、やったな。だいぶ落ち着いてきた頃のことや。 陥落のときは、女をつかまえてやってしまう。 南京にはようけ慰安所があって、私も行ったな。中国人ばっかりやった。朝鮮の娘もおったな。軍票で払った。慰安所は大きな通りにたくさんあった。料金は安くて、月に2回や3回は行った。将校専用の慰安所が別にあり、そこは朝鮮人の女の子がいた。 住んどったらあっちやこっち行くわな。配給受けるのと一緒や。ずらっと慰安所があって、そこに兵隊がズーッと並んでいたね。済んだら交替、交替と。中国の女の子が多かった。街の娘、南京の娘やろな。安定してからは、親が慰安所に連れてくるというのもあった。食べていくのに、仕様がないな。 |
証言者 | 秋山源治 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第16師団歩兵第33連隊第1大隊 |
資料タイトル | 南京戦ー閉ざされた記憶を尋ねてー元兵士102人の証言 |
著者、公文書発信者など | 松岡環 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2002.8.15 |
発行所 | 社会評論社 |
ページ | 106-107 |
出典備考 | |
備考 | 南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 |