| 出典種別 | 兵士の回想録等 | 
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| 現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 | 
| 資料にある地域情報 | 南京付近の第一線 | 
| 慰安所があった時期 | 1940年 | 
| 記載内容 | 我々は南京近くにおったけれども。第一線のどこに行っても、慰安婦というものはあるわけやねえ。でまあ、50人~60人がいっぺんに、3,4人くらいの慰安婦がおる所に行って。順番待ちして、交替して、ずーっと慰安婦を買うわけやねえ。我々はだいたい第一線に行くと、日本人、韓国人、ねえ、中国人、そうでしょ。だいたい慰安婦いうたら、みなこれですわ。現地では。・・・ (場所は?)南京の近くやねえ。(地名はわかりますか?)なんぼでもあんのやから。それは、我々は、あっちこっち移動するからね。第一線でね、その、南京を守ってんのやから。南京の周辺の、小さい、まあいうたら、町、部落やね。そういうところへ駐屯するわけ。そういうところへ、みな、慰安婦をね、どんどん、どんどん、送り込んでくるわけ。他方からね。それで、その番小屋みたいなね、むしろ囲いをしたようなところで、そういうことをするわけ。そんなん、大きな家とちがうよ。もう、むしろで。むしろ、わかる? むしろで囲いして、そこで遊ぶようにしてあるわけ。まともに、トイレもあらへんよ。そういうとこで。第一線やからね。まあ、我々はそういうとこで、慰安婦を買うてるわけ。そら、町、南京とかそういうとこ行けば、ふつうのちゃんとした慰安所っていうようになるわけやね。これはもう、憲兵がとりしまったりいろいろして。  | 
| 証言者 | 72歳 男 三重県 | 
| 証言者属性 | 日本軍兵士 | 
| 部隊名 | 京都15師団歩兵連隊 | 
| 資料タイトル | 性と侵略――「軍隊慰安所」84ヶ所 元日本兵らの証言 | 
| 著者、公文書発信者など | 1992・京都「おしえてください!『慰安婦』情報電話」報告集編集委員会 | 
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 1993.7.31 | 
| 発行所 | 社会評論社 | 
| ページ | 140-141 | 
| 出典備考 | |
| 備考 | 南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 |