| 出典種別 | 兵士の回想録等 | 
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| 現在の地域情報 | 江蘇省 南京市 | 
| 資料にある地域情報 | 南京 | 
| 慰安所があった時期 | 1938年1月 | 
| 記載内容 | 12月15日まで攻略戦、16日から1月31日まで南京付近の警備についた。南京郊外の駐屯地にも慰安所ができた。とうもろこしの皮で編んだアンペラ小屋で寝台が置いてあるだけの狭いところだった。女の子は15人か16人位おったなあ。みんな朝鮮の女の子やった。兵隊はみんな外まで並んで待っとった。私は下士官だった〔ママ〕から、兵隊が帰ってから行った。1円50銭位から2円くらいしたなあ。軍票で払った。日本の金なんてひとつもなかった。分隊で訓練しているときは駐屯したところへ女を見つけてきて分隊で飼うとんや。1週間か2週間したらもう帰して替わりを捕りに行くんや。寺へ行ったらなんぼでもおるんや。寺は大きな家やから逃げて来てるんや。行ったらおるんや。民家でも2階を壊したら隠れとる。2階に置いてあるわらの中なんかに隠して女の子の親が食べ物を運んでいるんや。 分隊の駐屯は民家を使っていた。3人くらい連れて来て飯を食わせていた。飽きてきたら替える。泣くのは最初だけや。分隊に連れてきて飯食わせたら諦める。  | 
| 証言者 | 田所耕太 | 
| 証言者属性 | 日本軍兵士 | 
| 部隊名 | 第16師団歩兵第38連隊第1大隊 | 
| 資料タイトル | 南京戦ー閉ざされた記憶を尋ねてー元兵士102人の証言 | 
| 著者、公文書発信者など | 松岡環 | 
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 2002.8.15 | 
| 発行所 | 社会評論社 | 
| ページ | 282 | 
| 出典備考 | |
| 備考 | 南京は中国東部にある江蘇省の省都であり、江蘇省の南西部にある。 |