出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 不明 |
慰安所があった時期 | 1939年 |
記載内容 | 祐順から次の手紙が来た。前略 どこでも同じですね。慰安所が有るのですね。これだけは仕方がないらしく、僕自身は固く守って居るものの、これを他に強ふるのもどうかと思って居りますが、戦に来た故を以て女を知り、其の上金鵄勲章まで貰はしては済まぬと思ひ、内地じゃ思いもよらぬ精神訓話をやらねばなりません。幸い?今居る所には有りませんが、敢えて強姦をやる奴も居ず、其の内被服巡回修理班然として、トラックで1ヵ所10日位で廻って来るとか、アーアー戦争ならでは(全く巡回性欲処理班と名付けますがね)、お互いこんな事内地に知らし度くはありませんがね。先日大隊本部で隊長集合後宴会有り。アンタ、サケノマンテスカ。ハズカシイノ、ココロ、イランテスヨ。ビールハトウテスだなんて野郎来やがったけど、僕ともう1人物凄い愛妻家と2人して「エーイ朝鮮ピーの酒が飲めるかい」って、一角を占領し、2人して大気炎をあげ、とうとう箸で皿を叩き割って仕舞ひ・・・ |
証言者 | 泉順作 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 父子二代 大陸轉戦日誌 |
著者、公文書発信者など | 泉順作、泉祐順 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1999.7.30 |
発行所 | 十月社 |
ページ | 77-78 |
出典備考 | |
備考 |