| 出典種別 | その他 |
|---|---|
| 現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
| 資料にある地域情報 | 前線 |
| 慰安所があった時期 | |
| 記載内容 | 戦線が日に日に拡大されつつあるころ、昭和16年ころだったでしょうか、吉原の花魁のうちの何人かが、従軍慰安婦として前線におもむきました。いろんな方におききしましても、正確な人数はわからなかったのですが、16年ごろ、吉原から従軍慰安婦を出すようにという軍命令が、貸座敷組合に来たのだそうでございます。貸座敷組合からそれぞれの見世に通知がいき、前線行きを希望する花魁が集められ、内地勤務と外地行きに分かれ、任地と称する場所に出かけて行きました。日本の軍隊というところは、その土地を攻めるときには、軍隊の出兵とともに必ず遊女屋を作ったものだ、という話をきいたことがあります。 |
| 証言者 | 福田利子 |
| 証言者属性 | |
| 部隊名 | |
| 資料タイトル | 吉原はこんな所でございました 廓の女たちの昭和史 |
| 著者、公文書発信者など | 福田利子 |
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 2010.10.10 |
| 発行所 | 筑摩書房 |
| ページ | 139 |
| 出典備考 | 本資料はちくま文庫版。 |
| 備考 |