証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 その他
現在の地域情報地名特定不可能
資料にある地域情報不明
慰安所があった時期
記載内容戦に負けて帰れば/国の人達に/勲章のかわりに/唾をかけられ/うしろ指をさされて/陰口をきかれて/抱いた男達も/今は知らん顔/祖国の為だと死んだ仲間の幻抱いて/今日の街に佇つ/バンザイ バンザイ/ニッポン バンザイ/大日本帝国バンザイ バンザイ……
「これは従軍慰安婦のうたです。あの戦争で、戦線の兵士達の性の「お相手」をさせられ、何一つ報いられることもないまま歴史の闇へと葬り捨てさられていった女達の運命と怨念を歌わざるをえなかった。それなのに、丸山界隈では女郎も従軍慰安婦たちをいじめたんです。戦後のことでしたが、私が階段に腰かけていたら、従軍慰安婦出身のお手伝いさんが、雑巾がけしながらポタポタ……と涙を廊下に落としていました。少し離れた場所にいた女郎達が「あん人は、一晩に百人の兵隊とボボ(九州では女性器と性交の意味)したげな。あん人のボボには、血豆ができたとよ。中はタコだらけげな!」そう聞こえよがしに話しながら、笑ってました。そのいじめられら従軍慰安婦の女性から聞いた体験談は忘れられません。日本軍の兵隊達は、戦地で従軍慰安婦にまで鉄砲をもたせて戦わせたそうです。でも、慰安婦が敵の弾に当たって死んだら、その場に死体をそのまま放ったらかし。野ざらし、雨ざらしなんです。いいですか、昨晩は、兵士達はその女性に下半身のお世話になったのよ。それを、死んだ慰安婦を土に埋めることもせず、骨を拾うこともしない。人間のすることじゃありません。・・・」
証言者証言者不明
証言者属性
部隊名
資料タイトル語り継ぐあの八月を
著者、公文書発信者など加世田智秋
公文書宛先
発行日2004.8.15
発行所北水
ページ48
出典備考注:冒頭の歌詞は三輪明宏作詞作曲の「祖国と女達(従軍慰安婦の唄)」の一部。
備考 冒頭の歌詞は三輪明宏作詞作曲の「祖国と女達(従軍慰安婦の唄)」の一部。
テキストのコピーはできません。