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wamセミナー 日本軍「慰安婦」の聞き取りとその記録(3)
ロラ・ロサとの出会い
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日 時:2026年8月14日(金) 14:00~16:30
お 話:藤目ゆきさん
会 場:wamオープンスペース(定員40名/要予約・先着順)
参加費:1200円(wam会員。非会員は1700円)
申込み:会場参加はこちら
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*オンラインは翌日夕方以降のオンデマンド配信(1か月)になります。
マリア・ロサ・ルナ・ヘンソンさんは、日本軍の「慰安婦」として受けた被害を、フィリピンで最初に語った女性です。ヘンソンさんは、1992年9月に名乗り出ると、12月には来日して国際公聴会で証言、そして翌1993年4月には、日本政府からの謝罪と損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
女性史の研究者として歩みを始めていた藤目ゆきさんは、初来日したヘンソンさんに面会、文通が始まりました。ヘンソンさんが筆まめであることに気が付いた藤目さんは、自伝の執筆を勧めました。大きな便せんでヘンソンさんから自伝の原稿が少しずつ届くようになり、藤目さんはその思いを支え、推敲し、アドバイスし、確認しながら、1995年12月に日本での回想録の出版につなぎました。その後、1996年8月14日、「女性のためのアジア平和国民基金」の「償い金」を受け取った最初のお一人となったヘンソンさんは、翌1997年にこの世を去りました。
藤目さんは、ヘンソンさんから受け取った自筆の手紙や絵など、3年にわたるやりとりの記録を今も大切に保管しているといいます。ヘンソンさんが「償い金」を受領してからちょうど30年。この機会に、藤目ゆきさんとマリア・ロサ・ルナ・ヘンソンさんの交流について、じっくりお話を聞きます。ぜひ、ご参加ください。
【ゲスト紹介】ふじめ・ゆき
大阪大学名誉教授。日本近現代史、女性史専攻。アジア現代女性史研究会代表。主な著書に、『性の歴史学――公娼制度・堕胎罪体制から売春防止法・優生保護法体制へ』不二出版、1997年、『女性史からみた岩国米軍基地――広島湾の軍事化と性暴力』ひろしま女性学研究所、2010年、『「慰安婦」問題の本質――公娼制度と日本人「慰安婦」の不可視化』白澤社、2015年、『占領軍被害の研究』六花出版、2021年など多数。
【企画主旨】wamセミナー 日本軍「慰安婦」の聞き取りとその記録
1990年代に日本軍の「慰安婦」として性暴力被害を受けた女性たちが語り始めてから、30年以上が経ちます。この間、歴史を否定する政治家は後を絶たず、第2次安倍政権以降の日本政府は、政府として日本軍性奴隷制の事実さえ否定し、その見解を公的に主張するようになりました。一方で、何度も来日して、日本政府が事実を認めて謝罪と賠償をするよう語ってくれた女性たちも、その多くがこの世を去りました。
戦争での被害や加害の「記憶の継承」は世界的な課題ですが、記憶をどうつないでいくのかは、どの国・地域でも試行錯誤が続いており、wamもまた例外ではありません。日本軍から性暴力被害を受けた女性たちの「あったことを、なかったことにしないで」という遺言のような叫びを心に留めながら、性暴力の記録をどうアーカイブズとして公開できるのか、議論と検討を重ねています。
2005年の開館以降、wamでは日本軍の「慰安婦」にされた女性、一人ひとりに出会えるように「証言パネル」を制作してきました。このような展示活動は、日本軍の「慰安婦」にされた女性たちの声を聞き取る作業を続けてきた、たくさんの支援者、研究者、ジャーナリストに支えられてきました。wamセミナー「日本軍『慰安婦』の聞き取りとその記録」では、被害証言を聞き取る作業を続けてきた方々から、お話を聞く機会をつくっていきます。