日 時: 2026年11月3日(火・休) 14:00~16:30
お 話: 藤原 辰史さん
会 場: wamオープンスペース(定員40名/要予約・先着順)
参加費: 1200円(wam会員。非会員は1700円)
申込み:当日会場参加はこちら / オンライン参加はこちら
*会場参加のみ電話での申し込みも可能です
*オンラインは翌日夕方以降のオンデマンド配信(1か月)になります。
天皇が田植えをする姿、あるいは新嘗祭や宮中への新穀献納など、米と天皇は、深くつながっているようにみえます。世界的にも、穀物の収穫管理は、古くから支配者にとって最も重要なしごとのひとつでした。しかし、天皇をめぐる米の儀式の多くは、昔からあるかのようにみえて、実は明治以降につくられた新しい儀式だといわれています。
また、米の文化と品種改良は、天皇を中心として形成された植民地支配でも重要な役割を果たしました。主食として、あるいは発酵食品の原料として、アジアの食文化を支えてきた特別な食べものである米をはじめ、日本の農業を、天皇制の物語も巨大資本の回路も通らずに、人と自然、人と人をつなぎなおし、地域を豊かにしていく要にしていくにはどうしたらよいのか、と問う藤原辰史さんをゲストに迎えます。有機農業をアピールした排外主義政党が議席を得るなか、米と農と食をめぐる議論にぜひ、ふるってご参加ください。
【ゲスト紹介】ふじはら・たつし
1976年、北海道に生まれ、島根で育つ。京都大学人文科学研究所教授。専門は農業史、環境史。
単著に『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005年)、『ナチスのキッチン』(水声社、2012年)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館、2012年)、『トラクターの世界史』(中公新書、2017年)、『戦争と農業』(集英社、2017年)、『給食の歴史』(岩波新書、2018年)、『分解の哲学』(青土社、2019年)、『縁食論』(ミシマ社、2019年)、『食権力の現代史』(人文書院、2025年)、『生類の思想』(かたばみ書房、2025年)ほか。共著に『中学生から知りたいパレスチナのこと』(ミシマ社、2024年)、『鶴見俊輔の発想法』(編集グループSURE、2026年)ほか、幅広い分野で研究、執筆している。