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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

第16回特別展 朝鮮人「慰安婦」の声をきく 日本の植民地支配責任を果たすために

会期:2019年3月1日(金)~2020年8月末11月末(会期を再度延長しました)

1875年の江華島事件を皮切りに朝鮮侵略を推し進めた日本は、女性の身体を国家が管理する「公娼制」を朝鮮にも移植していきました。帝国日本は、暴力と搾取によって朝鮮を統治し、さらなる領土拡大をもくろんだ侵略戦争で、朝鮮女性たちを軍専用の「慰安婦」として、アジア太平洋の戦地にまで連れて行きました。

東アジアに生きる私たちの「いま」は、日本による植民地支配・侵略の過去と切り離すことができません。解放後の朝鮮における南北分断、朝鮮戦争、開発・軍事独裁による夥しい死や人々の苦しみも、日本と無関係ではありえないのです。日本という国は何をしてしまったのかを知り、過去の不法行為を認めてこなかったこの74年を正すことこそ、いま、求められています。

【主な展示内容】

朝鮮人「慰安婦」の声

  • 証言を残した朝鮮人「慰安婦」、183人の声
  • 初公開! 朝鮮民主主義人民共和国および大韓民国の政府に登録された「慰安婦」被害者の連行地・連行先
  • 朝鮮人「慰安婦」の被害と戦後

日本の朝鮮侵略・植民地支配と日本軍「慰安婦」制度

  • 朝鮮に移植された近代公娼制と軍隊
  • [年表]日本の植民地支配と収奪・搾取の構造
  • 今も続く―日本の植民地主義と差別

朝鮮の女性たちの闘い

  • 大韓民国の民主化と女性運動
  • ハルモニとともに―支援運動とその広がり
  • 逆なでする日本政府の暴言