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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【企画展】朝鮮人「慰安婦」の声を聞く 韓国・ハルモニたちの司法闘争

会期: 2025年6月20日(金)~2025年12月22日(月)

2019年3月1日から1年半、wamでは第16回特別展として「朝鮮人『慰安婦』の声をきく」展を開催しました。この特別展では、自分の被害を誰かに語った女性たちの声を、国内外の様々な資料から伝え、大きな反響がありました。

その頃、「本当に日韓条約で解決済みなの?」というハルモニたちの素朴な声から始まった韓国での司法闘争は、日本政府による妨害を乗り越えて進んでいました。日韓条約関連文書の韓国での全面公開は、日本政府保有の関連文書の公開をも促し、2021年以降、日本軍「慰安婦」に対する日本の賠償責任を認める3件の判決が、韓国の裁判所で下されました。

日韓国交正常化から60年の今年、この企画展では被害を語った南北朝鮮195人の朝鮮人「慰安婦」の声を改めて展示するとともに、1991年に始まった韓国のハルモニたちの司法闘争を振り返ります。植民地主義の責任を問い、人権を守る方向に韓国司法は大きく変化しました。いま、問われているのは日本です。

主な展示内容

  • 証言をした朝鮮人「慰安婦」、195人の声
  • 朝鮮民主主義人民共和国および大韓民国の政府に登録された「慰安婦」被害者の連行地・連行先地図
  • 韓国・ハルモニたちの司法闘争1991-2025

常設展「日本軍『慰安婦』、基本のキ」同時開催中です。詳細はこちら