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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

第1回特別展 女性国際戦犯法廷のすべて~「慰安婦」被害と加害責任

【展示期間】 2005年8月1日(月)- 11月20日(日)

2000年12月に東京で開催された「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法」は、「慰安婦」制度の責任者の刑事責任と日本政府の国家責任を認定した画期的な民衆法廷でした。戦時性暴力の不処罰の連鎖を断ち切るため、グローバルな女性運動・市民運動が連帯して実現したこの取り組みは、天皇の戦争責任という戦後最大のタブーに挑んだため日本国内のマスメディアは、消極的な報道しかしませんでした。「法廷」とは何だったのか—-。
「法廷」を取り上げたNHKの番組に対する政治家の介入が明らかになった今、法廷のすべてをお伝えします。

【主な展示内容】

・女性国際戦犯法廷の審議全容
・8カ国の被害者と加害兵士の証言
・専門家証言と天皇・軍部・日本政府の責任
・慰安所マップ
・「法廷」への道のりとグローバルな女性の連帯
・世界の報道と日本の無視
・教科書から消された「慰安婦」記述
・「慰安婦」裁判と広がった支援運動
・沈黙をやぶった被害女性のポートレート
・今も続く紛争下の性暴力


【カタログ】

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女性国際戦犯法廷のすべて