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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

インタビュー依頼の受付停止について

2005年に開館してから2024年現在まで、多くの方に日本軍性奴隷制(日本軍「慰安婦」制度)の理解を深めてもらいたいと、国内外の学生、研究者、メディアからの多数のインタビュー依頼をお受けしてきました。
しかし近年、日本軍「慰安婦」やwamの事業に直接かかわらないインタビューが増え、お断りすることも増えてきました。また、コロナ禍以降に増えたのは、オンラインでのインタビューやメールでの質問でした。お断りする場合も、それなりに時間を割いて返信を書いてきましたが、それに対してお返事をいただくことはほとんどありませんでした。

wamでは、館内ガイドなどの通常開館業務に加え、慰安所マップウェブサイトや日本軍「慰安婦」公文書データベースなどの情報提供、出版物やセミナーの開催など、多様な活動を実施しています。これらは、wam会員のみなさんの支援によって可能となっていますが、職員2人+助っ人でできることは限られています。
そこで、大変申し訳ありませんが、当分の間、内容にかかわらず、インタビュー依頼の受付を停止することにしました。一般的な質問については、ウェブサイトのFAQ(よくある質問)ページを拡充するなどの対応をしてまいります。

日本軍「慰安婦」制度をなかったことにさせないために、開館から10年の2015年にアーカイブズ事業に重点を置くと宣言してから9年、この間に、被害者の方々や支援者、運動してこられた方々が亡くなったり、高齢化してきています。さまざまな政治的な動きや歴史修正主義者らの思惑に対抗するためにも、きちんと記録化し、活用してもらえる形にするためにも、私たちにとっても正念場です。みなさまのご理解をどうぞよろしくお願いします。

アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)

日本軍「慰安婦」アーカイブズ
女性国際戦犯法廷アーカイブズ

日本軍慰安所マップ

日本軍「慰安婦」関連公文書

「金学順さんと出会いなおす」