ミュージアムへ行こう！　日本軍「慰安婦」博物館ガイド〔日英併記〕

 
『日本軍「慰安婦」博物館ガイド』「はじめに」より
韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害を訴えてから四半世紀が経ちました。しかし、市民や研究者による調査・研究の深まりにもかかわらず、日本国内では日本軍「慰安婦」問題を忘れ去ろうとする勢力が、依然として力を持っています。
そんな日本社会の忘却に抗して、1998年の「ナヌムの家　日本軍『慰安婦』歴史館」を皮切りに、日本軍「慰安婦」博物館は、韓国、日本、フィリピン、中国の各地に建設され、2016年12月には台湾で開館するなど、大きな展開を見せています。ところが、ミュージアムがあることは知っているけれど、場所や行き方が分からない…という声をよく耳にします。
そこで、もっと多くの人びとに各地の日本軍「慰安婦」博物館を訪れてもらえるよう、各博物館の協力のもと、各館の特色や展示内容からアクセス方法まで、基本情報が満載の博物館ガイドを作成しました。忘却を強いられる時にこそ、日本軍「慰安婦」被害の実態と、被害を告発した女性たちの言葉を記録し記憶し、歴史を繰り返させないために語り継ぐ――その強い思いがこの1冊に凝縮されています。ぜひ、ご活用ください。
定価：５００円
頁数：フルカラー　２４頁
発行：２０１７年４月