目次
1 「慰安婦」問題をめぐる世界の動き
2 「法廷」から10年
3 被害女性の証言
4 NHK裁判のその後
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」編
価格:330円
頁数:フルカラー 16頁
発行:2010年9月
2000年の「女性国際戦犯法廷」は日本軍による「慰安婦」制度などの性暴力の「責任者処罰」を求めた民衆法廷でした。そしてその判決は天皇裕仁ら10名の軍責任者の刑事責任と日本政府の国家責任を認め、賠償・真相究明・記憶・教育などを含む勧告を出しました。
あれから10年―。私たちは問題解決のために何を実現できたのでしょうか。
日本政府や国会は動かず、バックラッシュは勢いを増しています。しかし、国際機関や各国の議会から「慰安婦」問題の解決を求める声は上がり続け、日本国内でも地方議会の意見書可決、戦争の記憶と継承の取り組みなどの運動は広がりを見せています。
今回の特別展では、「女性国際戦犯法廷」とその後の10年を振り返り、さらに前進するために私たちに何ができるのかを考えます。