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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

wamカタログ11 台湾・「慰安婦」の証言―日本人にされた阿媽たち

目次
グラビア 「慰安婦」供給基地・台湾の連行地マップ
1 台湾の歴史と日本の植民地支配
2 日本軍による性暴力被害
3 台湾の戦後と植民地支配の傷跡
4 阿媽たちの闘いと回復

アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」編
価格:1,650円(内税150円)
頁数:フルカラー 48頁
発行:2014年3月

第11回特別展(2013年7月6日~2014年6月29日)「台湾・「慰安婦」の証言―日本人にされた阿媽たち」の展示カタログ。
1895年、日清戦争後に台湾を植民地にした日本は、半世紀もの間、人びとを模範的な「日本」にするための同化政策と皇民化教育を進めました。アジア太平洋戦争が始まると、男たちは兵士や軍属に動員され、女たちはアジア各地の慰安所に連行されました。戦後も激動の時代を生き抜いた台湾の被害女性たちは、1990年代に長い沈黙を破ります。そして日本政府を相手に裁判を闘い、支援者や仲間たちとともに自分自身を取り戻す活動に取り組んできました。阿媽(アマー:台湾語でおばあさん)たちの静かな眼差しは、今も日本の責任を鋭く告発しています。