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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【韓国】京畿道城南(ソンナム)市議会の決議(2010.2.26 採択)

日本軍「慰安婦」問題の解決を要求する決議文

城南市議会は、わが国が過去日帝によって不法的強占され、植民地として屈辱的な生き方を強要された歴史を記憶しており、特に日本軍「慰安婦」として連行され、性奴隷として人権を蹂躙された忘れることのできない歴史を記憶している。

この20年間、日本軍「慰安婦」問題解決のため国内はもちろん国際的関心を呼び起こし、活動してきた被害者たちと諸民間団体の努力を支持・激励し、この間日本政府に謝罪と法的賠償、正しい歴史教育などを要求・勧告してきたラディカ・クマラスワミ国連人権委員会女性暴力問題特別報告官の勧告とゲイ・マウドゥーガル国連人権小委員会特別報告官の戦時組織的強かん、性奴隷制およびそれに類する慣行に関する報告書、その他数次にわたって日本政府に法的責任を勧告してきた国連諸機関の決議とILO基準適用委員会専門家委員会の報告書などを積極支持する。

また、米国、ヨーロッパ連合、オランダ、カナダ、台湾などの諸国の議会において採択された、謝罪と法的な賠償、歴史教科書への記録などを要求する決議文と、2008年10月に採択された大韓民国国会における決議を支持し、2008年3月の日本の兵庫県宝塚市議会における日本政府と国会に日本軍「慰安婦」問題の誠実な解決を要求する決議の採択をはじめに東京都清瀬市議会、札幌市議会決議採択、そして2009年にも福岡市議会、大阪府箕面市、東京都三鷹市、東京都小金井市、京都府京田辺市議会で採択された「慰安婦問題に対する日本政府の誠実な対応」を要求する請願と意見書を歓迎する。

城南市議会は「慰安婦」被害者たちの要求と国際社会の勧告を無視している日本政府と日本国会の態度に深刻な憂慮を表し、一日も早く日本政府が国際社会の勧告を履行し、日本軍「慰安婦」被害者の名誉と人権回復することを要求する100万城南市民の意志を代弁して次のように決議する。

I. 日本政府は1930年戦争から1945年敗戦に至るまでわが国とアジア太平洋地域の少女と女性たちを連行し日本軍性奴隷とした非人道的犯罪事実に対する公式認定と真摯な謝罪と歴史的で法的な責任を履行することを要求する。

I. 日本政府は日本軍「慰安婦」被害者たちが一人でも多く生きている時に謝罪と賠償を実現するよう行政的、立法的制度を迅速に整備することを要求する。

I. 日本政府は日本軍「慰安婦」のような類似犯罪の再発を阻むために日本歴史教科書に正しく記録し、現在と未来の世代らに教育することを要求する

I. 日本国会は日本軍「慰安婦」制度に対する真実究明と被害者に対する公式認定、法的賠償を実現させるための特別法を一日も早く制定することを要求する。

I.川崎市議会と岡山市議会は相互善隣と親善をはかっている友好都市として日本国内の先導的な地方自治団体と歩調を合わせて日本政府と日本国会が上記要求を受容するように意見を集めてくれるよう要求する。

I.大韓民国政府は19年間UNとアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界を回り日本軍「慰安婦」問題解決のための努力をしている被害者と諸民間団体の努力を支援し、日本政府が公式謝罪、法的賠償および歴史教科書記録を履行するよう外交的、行政的努力をすることを要求する。

このように城南市議会は被害者たちおよび市民たちとともに日本軍「慰安婦」問題が早く解決され被害者の名誉と人権が一日も早く回復されるよう持続的である関心と努力を傾けており、日本軍「慰安婦」被害者たちが経験した犠牲と苦痛が後世では繰り返されず、平和と人権が保障されるよう記憶して教育することに力をつくすことを誓います。

2010年2月26日
城南市議会議員一同

〔翻訳:挺身隊問題対策協議会〕