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戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館

【韓国】慶州南道馬山(マサン)市「慰安婦」決議(2010.4.5 採択)

日本軍「慰安婦」被害者名誉回復のための公式謝罪および賠償を要求決議文

 馬山市議会は、わが国が過去日帝によって不法的強占され、植民地として屈辱的な生き方を強要された歴史を記憶しており特に、多くの女性たちが日本軍「慰安婦」として強制動員され、性奴隷として人権を蹂躙された忘れることのできない歴史を記憶している。

 馬山市議会は、日本軍「慰安婦」被害者たちの要求と国際社会の勧告を受けないでいる日本政府と日本国会の態度に深刻な憂慮を表明し、一日も早く日本政府が国際社会の勧告を履行し日本軍「慰安婦」被害者の名誉と人権を回復させるように要求する41万馬山市民の意志を代弁して次のように決議する。

1.馬山市議会は日本軍「慰安婦」被害者の名誉回復のため1930年代から第2次大戦に至るまでアジア・太平洋地域の女性たちを日本帝国主義軍隊の性奴隷としたことに対し、被害者たちに日本政府が公式的に謝罪することを要求する。

1.馬山市議会は日本軍「慰安婦」被害者の実質的名誉回復がなされるよう日本政府が反人権的行為に対して、日本国内歴史教科書にその事実を十分に反映させ、「慰安婦」被害者たちに対して被害賠償することと日本議会が関連法制定を迅速に推進することを要求する。

1.馬山市議会は日本軍「慰安婦」被害者の名誉回復のため、国連人権委員会と国連女性差別撤廃委員会など国際社会の勧告にそって日本政府が公式謝罪、法的賠償および歴史教科書反映を履行するよう韓国政府が積極的に同盟的な役割を担うことを要求する。

 このように馬山市議会は被害者たちおよび市民たちとともに「慰安婦」問題が正しく解決され被害者の名誉と人権が一日も早く回復されるよう持続的な関心と努力を誓い、日本軍「慰安婦」被害者たちが経験した苦痛が後世代には繰り返されず、平和と人権が保障されるよう記憶して教育することに努めることを誓う。

2010年4月5日
馬山市議会 議員一同