日本軍「慰安婦」問題の解決を求める決議文
忠清北道議会は、第二次世界大戦の間、日本帝国主義軍隊が韓国人女性をはじめとしたアジア地域の女性たちを強制的に日本軍慰安婦として性奴隷化した残酷な人権蹂躙の歴史を記憶している。
忠清北道議会は、日本軍慰安婦問題の解決を目指して国内はもちろん国際的な関心を呼び起こし、20年以上活動してきた被害者と諸民間団体の息の長い努力を支持・激励するとともに、この間、国連人権委員会や国連女性差別撤廃委員会、アメリカなど、世界各国の議会による、日本政府の謝罪と法的な賠償、正しい歴史教育などを要求する決議事項を積極支持する。
また忠清北道議会は、2008年3月の日本の宝塚市議会を嚆矢として、日本の14の市議会において「日本軍慰安婦問題に対する国家の誠実な対応を要求する決議文」を採択したことに対して歓迎の意を表し、2008年10月の大韓民国国会において採択された「日本軍慰安婦被害者の名誉回復のための公式謝罪および賠償を求める決議」をはじめとして、各市道議会および市郡区議会において相次いでいる慰安婦問題の解決を求める決議の採択も積極支持する。
ここに忠清北道議会は、被害者たちの要求と国際社会の勧告を受け入れずにいる日本政府の態度に対し深刻な憂慮を表明するとともに、一日も早く国際社会の勧告を履行して日本軍慰安婦被害者の名誉と人権を回復することを求める忠清北道民の意志を集め、次のように決議する。
1.忠清北道議会は、1930年代から第二次大戦に至る期間の間、日本帝国主義軍隊がわが国とアジア太平洋地域の女性たちを強制的に日本軍の性奴隷にした非人道的犯罪の事実について、日本政府が公式に認め謝罪することを求める。
1.忠清北道議会は、日本軍慰安婦被害者の実質的な名誉回復の実現のために、日本政府が反人権的犯罪行為について日本の歴史教科書に真実を十分に反映すること、慰安婦被害者に対する賠償のための関連法を早急に制定することを求める。
1.忠清北道議会は、日本軍慰安婦被害者の名誉回復のために、国連人権委員会などの国際社会の勧告に従って日本政府が公式謝罪し法的賠償および歴史教科書への反映を履行するよう、韓国政府および国会が積極的かつ明確な役割を果たすことを求める。
2010年9月16日
忠清北道議会議員一同
(翻訳:韓国挺身隊問題対策協議会)